「OK」は高い声、「NG」は低い声で言おう
みなさんはお子さんに、「テレビ見たいー!」と言われた時、どんな風に返事をしていますか?
「いいよ」
「だめ」
よろしければ これらの言葉を今口に出してみてください。
あれ?もしかして、どちらも同じ口調ではありませんか?
では今度は「いいよ」をできるだけ高い音で(「ピンポーン♪」というクイズの正解音のように)、「だめ」をできるだけ低い音で(「ブッブ〜」というクイズのハズレ音のように)、言ってみてください。
そうそう!それが英会話です!
英会話では、OKなことは高い音で 、NGなことは低い音で発する傾向があります。
おいしい〜!かわい〜!ステキ!頑張ったね!大好きだよ!
などは、高い声で、
やめなさい、買いません、見ません、後でします、
は、低い声で、お子さんに話してください。
大切なのは会話の中に抑揚を作り、音の高低に慣れさせることです。
英語圏の人は音の高い低いに敏感で、英会話では音の高低に正解、不正解があります。
対して、日本語を母国語とする人達の多くは音の高低に鈍感、無頓着な傾向があります。
「ありがとう」の「あ」を一番高い音で言ってみてください。
一瞬とまどいますね(^_^;)。
高い音って…??となります。
でも英語のThank youは高い音で言う位置が決まっています。「Tha」のところです。そして「you」は低く言う。これを変えてしまうと、ニュアンスや使える相手が変わってしまいます。
英語を身につける時に
「ありがとう」は「Thank you」なんだ
で、終わってはダメ。
「ありがとう」は「Thank you」、「Tha」が高い音なんだ
まで、いきましょう。
Helloも
Good Morningも
How are you?も
意味はわかる、でも正しい高低がわからないと、正しく使えません。
子どもの頃から音の高低に親しむことが大切な理由はここにあります。聞いた言葉の音の高低に関心を持ち、わかる、覚えることができる耳をもってほしいのです。
だからさっそく始めてみましょう。
ママとパパが会話の中に抑揚をつけて、高い音低い音を意識的に入れて、お子さんに話しかけてみてください。
OKなのか、NGなのか、
テレビを見ていいのか、ダメなのか…
お子さんは、みなさんの返事を待っていますよ♪