子育て ときどき 自分のこと

娘2歳、私43歳。元旦那で娘のパパ43歳。最初で最後の子育て?頑張ってます。

誘われると断れない性格(。>﹏<。)


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夜の9時。

「ママご飯作ろーよ!」

「座って座って、ちゃんと座って!」

「ドーナツは、どれにしますか!?」

満面の笑みの娘。

今日は爪も切らなきゃだし、歯もまだ磨いてないし、ここに布団敷きたいんですけど…

 

「…青いドーナツください」

 

「果物は何にしますか!?」

あ、そういえばまだオムツみてない…

「りんごですか?!」

「りんごいりますか!?」

「バナナください」

 

そういえば、私は誘われると断れない質(たち)だった。行きたくない飲み会をドタキャンする勇気もなくて、「今日楽しみですね〜」なんて、自分から言ってたっけ(¯―¯٥)。

その時の読んだハウツー本に、気分ののらない誘いは「(行きたい気持ち)けど残念ながら(行けない理由)。また誘ってくださいね」でその場で断る、という手法が載っていた。

その当時使った記憶はないが、さっそく娘に使ってみる。

「たこ焼き、何入れますか!?」

「たこ焼きは大好きなんですけど、ママは今お布団敷かないといけないので食べれません。また誘ってください」

無言で何度も頷く娘。

あれ?意外と効果アリ??

ではお布団を…

「ピーマン、入れますか!?」

(ー_ー)!!

「じゃあ、ピーマン焼きますか!?」

(ー_ー)!!

ピーマンは入れません…

たこ焼きでピーマンは焼きません…

全然効果がありません…

 

「チーズ入れてください」

「はい!(^O^)」

誘いを断るって、本当に難しい。

 

 

育児トンネル

子育てって、悩みがつきない。

 

「おっ、これでいけるかも!?(嬉)」と、1つ問題を乗り越えると、「えー、何これどーすんの??(# ゚Д゚)」とすぐまた次の課題が目の前に現れる。

 

それはまるで、私が大の苦手な北陸道のトンネルのよう。

新潟から金沢へ行く時に、新潟と富山の間に26本のトンネルがあるのだが、それらは次々と現れる上に一本一本が長くて、あまりの緊張の連続に、私は「26分の8」辺りで、

「あー、もう金沢行くのやめよう」

とさえ思ってしまう。

 

でも、子育てではそうはいかない。

「もうこの子育てるのやめよう」 

というわけにはいかない。

 

 

娘と2人で歩く育児トンネルをイメージする。

 

グズる娘の手を引っ張って、2人でトンネルの中を歩く。

先にまだ光は見えない。

娘の泣き声がアスファルトの壁に反響して響き、私をさらに不安にさせる。

娘の手を握り直して、明るい声で、「いちに!いちに!」、「大丈夫、大丈夫!」、頼もしいママになろうとする。

なのに、

「抱っこぉ〜!」 

私の前に立ちふさがり、両手を広げる娘。

「抱っこ!抱っこぉ!」

泣きたい。

13㌔にもなった娘。

この子を抱いて、出口まで行けるだろうか。

でも、このままでは一歩もすすめない。娘の泣き声はさらに大きくなる。

 

仕方ない。

娘の両脇に手を差し入れ、「よいしょ」と持ち上げる。

「行くよ」

私の硬い声と娘の満足した顔。

歩き続ける。休む暇があったら、少しでも早くここから出たい。

 

…出た。

問題を解決できたからだろうか。それとも、ただそれが終わっただけなのか。

暗いトンネルからようやく陽の射す場所へ。

娘が私の腕から逃げたがり、降ろすと何かを見つけて走り出す。

よかった。

空が青い。風が気持ちいい。

キャッキャッと笑い、何かを追う娘の後をゆっくり歩く。

ゆるいカーブを曲がる。

あ、また…トンネル。

娘の向かう先にまたトンネルが見える。

「待ちなさい、ちょっと待って」

お構いなしに娘はトンネルの中へ駆けて行く。

急いで追わなくちゃ。でも足が重い。

少しくらい遅れても、どうせすぐ「ママー!!」と叫ぶ娘の声が聞こえてくる。それで居場所はわかるはず。

なのに。

どうしたんだろう。呼ぶ声がしない。

 

もしかして1人で行ってしまったの?

 

私の足が早くなる。トンネルに入る。娘を呼ぶ。もう一度。もう一度。

「ママ」

ふと見ると私の後ろ、トンネルのほんの入り口の所に娘が立って、垂れ下がった植物の弦を面白そうに眺めていた。

「ママと一緒に行くよ」

娘の手を取り、また暗いトンネルの中を歩き出す。

今、何か大切なことに気づいた気がする。歩きながら、ゆっくり頭の中を整理する。

 

そうだ。

今次々と現れるこの育児トンネルの先には、いつか娘が1人で歩かねばならない娘の人生のトンネルが現れる。

私が手を引いてあげたり、抱っこしてあげたりすることのできない、私の声も届かない娘のトンネル。

「一緒に行こう」と言っても、きっと断られてしまう。

手を握ろうとしても、きっと振り払われてしまう。

いつか、そんな風に、こんなトンネルの中を1人で歩く娘のために、今私がしてあげられることはなんだろう。今こうやって2人で歩きながら、娘にできることはなんだろう。

隣の娘を見る。

リュックにつけた赤いリンゴのキーホルダーが、娘が歩くたびに揺れている。

知り合いに誘われて行った親子音楽教室の無料体験会で配られていた物だった。娘が気に入ってリュックにつけてほしいとせがまれ、音楽教室の名前も大きく書いてあるそれを、私はあまり気乗りはしなかったが、チャックのところにつけてあげたのだ。

結局教室には入会しなかったが、あの日の帰り道も、こうして2人で手をつないで帰ったっけ。教室で歌ったドレミの歌を口ずさみながら。

 

歌。

そうだ。

2人で歌を歌って歩いた記憶が、いつか1人で歩く娘を励ましてくれるように。慰めてくれるように。私の代わりをしてくれるように。

今この育児トンネルの中で、私は娘の手を握って、歌を歌おう。子どもの歌も、大人の歌も、楽しい歌も、悲しい歌も。私が好きな、上を向いて歩く歌、紙飛行機の歌、もともとオンリーワンの歌。暗闇の中でこそ何倍にも響く歌。

 

ドーはドーナツのドー♪

私が歌い始めると、娘もところどころ言葉を拾って、歌い出す。すごい、あの日歌ったきりなのに。

 

ミはみんなのミ

ファはファイトのファ

 

娘の手をとって、一緒に歩ける幸せ。

 

シは幸せよ

今しかない。

「さあ歌いましょう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

世界遺産を見よう

前回は少し難しい話だったので、今回はより簡単にできるバイリンガル教育を提案してみたいと思います(^^)。

 

一言 、

世界遺産』を見よう!

 

バイリンガルを目指す理由、その1つは世界中の人と自在に交流するためですね。

ではお子さんが10年後英語がペラペラになったとして、

「目の前のカンボジア人とおしゃべりでききる!」というシチュエーションになったとします。

さて、どんな話から始めましょうか。

 

天気の話?

日本の話?

カンボジアの話…カンボジアってどんな国だったかな…(¯―¯٥)

 

そんな時、

「シュンドルボンをテレビで見たことがあります」

と、言えたらどうでしょう。

(The Sundarbans:カンボジア唯一の世界自然遺産。世界最大のマングローブ天然林。ベンガル語で「美しい森」という意味)

 

それだけで、相手の関心を引き、とりあえずブラスの印象から会話を始めることができます。

 

そんなとってつけたような会話で〜?

信じられないかもしれませんね。

でもみなさん、地元のイベントに来た有名人がご当地の名物を言ってくれたら、それだけでテンションがあがりませんか?

私は新潟在住なので、

「新潟と言えばお米とお酒ですよね〜」

と言われたら、ベタだなぁと思いつつ、やはり嬉しいです。

また、10年前のこと。スイス人と出会った時に日本人だと言ったら、いきなり、

「Hiroshima!」

と言う言葉が、相手の口から出てきて、驚きました。その後原爆の話や戦争の話をしたわけではないのですが、この人は日本のことを全く知らないわけではないんだと思うと、嬉しかったことを覚えています。

 

世界遺産は今(2018)、自然遺産と文化遺産を合わせて167の国に1073件あります。

それらを後世に残すため、世界と当事国が様々な活動を行っています。テレビ『世界遺産』はそれらの情報得ること、映像を楽しむことが容易にできる番組です。 

 

テレビを見たら親子でお話してみましょう。

それはグローバルな教養を身に着ける素晴らしい時間です。そしてそれはお子さんの大切な財産となります。

 

ちなみに次の放送(9月9日)の放送は The Lake District イギリスです。


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きっとピーターラビットが出てきますよ。

「あ、うさぎだー!」

喜ぶお子さんと楽しくお話ししたいですね♪

「OK」は高い声、「NG」は低い声で言おう

みなさんはお子さんに、「テレビ見たいー!」と言われた時、どんな風に返事をしていますか?

 

「いいよ」

「だめ」

 

よろしければ これらの言葉を今口に出してみてください。

あれ?もしかして、どちらも同じ口調ではありませんか?

 

では今度は「いいよ」をできるだけ高い音で(「ピンポーン♪」というクイズの正解音のように)、「だめ」をできるだけ低い音で(「ブッブ〜」というクイズのハズレ音のように)、言ってみてください。

 

そうそう!それが英会話です!

 

英会話では、OKなことは高い音で 、NGなことは低い音で発する傾向があります。

 

おいしい〜!かわい〜!ステキ!頑張ったね!大好きだよ!

などは、高い声で、

やめなさい、買いません、見ません、後でします、

は、低い声で、お子さんに話してください。

 

大切なのは会話の中に抑揚を作り、音の高低に慣れさせることです。

 

英語圏の人は音の高い低いに敏感で、英会話では音の高低に正解、不正解があります。

対して、日本語を母国語とする人達の多くは音の高低に鈍感、無頓着な傾向があります。

 

「ありがとう」の「あ」を一番高い音で言ってみてください。

 

一瞬とまどいますね(^_^;)。

高い音って…??となります。

 

でも英語のThank youは高い音で言う位置が決まっています。「Tha」のところです。そして「you」は低く言う。これを変えてしまうと、ニュアンスや使える相手が変わってしまいます。

 

英語を身につける時に

「ありがとう」は「Thank you」なんだ

で、終わってはダメ。

 

「ありがとう」は「Thank you」、「Tha」が高い音なんだ

 

まで、いきましょう。

 

Helloも

Good Morningも

How are you?も

意味はわかる、でも正しい高低がわからないと、正しく使えません。

 

子どもの頃から音の高低に親しむことが大切な理由はここにあります。聞いた言葉の音の高低に関心を持ち、わかる、覚えることができる耳をもってほしいのです。

 

だからさっそく始めてみましょう。

ママとパパが会話の中に抑揚をつけて、高い音低い音を意識的に入れて、お子さんに話しかけてみてください。

 

OKなのか、NGなのか、

 

テレビを見ていいのか、ダメなのか…

 

お子さんは、みなさんの返事を待っていますよ♪

 

 

 

 

 

お風呂でワン、ツー、スリー

おうちでお風呂から上がる時、お子さんと10まで数をかぞえるパパ、ママ、たくさんいらっしゃいますよね?
そんな時、0歳児からさっそくできる「バイリンガル教育」!
「いーち、に〜、さーん」だけではなく、「ワン、ツー、スリー」、「ひとーつ、ふたーつ、みーっつ!」など、いろいろな数え方で声をかけてあげてください。
パパとママが頑張って中国語「い〜、あ〜る、さ〜ん…」を覚えたり、フランス語「アン、ドゥー、トロワ」を覚えたりして数えるのも楽しいですね♪発音はまだパパとママの日本語式発音で大丈夫。

大切なのは、【同じ物事にいろいろな言い方、呼び方がある】ということを体験することです。
2歳前後、だんだん一緒に数えられるようになってくるとパパ、ママの
「今日は何であがる?」
との問いかけに
「いち、に、さん!」や「ワン、ツー、スリー!」と、お子さんは自分で決めて答えてくれるようになります。「1」を見て「いち」とはわからないうちから「いち」は「ワン」だとわかり、簡単に「テン」まで言えるようになっています。

繰り返しますが、発音は気にしなくて大丈夫。
今日のお風呂は「ワン、ツー、スリー」であがってみてくださいね(^^)。